2009/12/23
88,711km
9月初旬に以下のメンテを実施し、悦に浸って黒戦車を いろいろと観察していたところ、エキマニのクラック (フロントから見て手前側、1-3シリンダー側)を発見して しまいました。悲 エキマニがステンレスになってからの直6、V6エンジンで、 クラックの話を何件か聞いており、とうとう来てしまったかと 感じた次第です。 ・ATF&フィルター交換 ・パワステフルード&フィルター交換 |
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場所はこんな感じで、周辺部品の多さが、手強い戦いに なる事を予感させてくれます。 |
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まずはエアクリBOX取り外し! エアクリ上部の蓋とエアマス部分を取り外した後、 赤丸部分の10mmナットを外し、エアークリーナーBOX下部の 凸部分が下のゴムグロメットに刺さって留まっているので、 斜め手前に向けてグリグリやってBOX下部を外します。 |
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エアクリBOX外すと、こんな感じですが、赤矢印部分にある 遮熱板が邪魔ですから、これもボルトナット(10mm)を外して 撤去していきます。 |
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次にラジエーターファン、ファンシュラウド、Vリブドベルトも 撤去します。 こちらは以下のページを参照で! http://take463.sakura.ne.jp/V-belt%20&%20CUP.html |
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次にオルタネーターの取り外し。 忘れずバッテリーのマイナス端子を外しておく事! 床下から見た画像です。 D端子とB端子に接続されてる配線2本を外します。 黄色の配線は、アーシングで追加した物です。 オルタ本体はブラケットに2本のボルトで締結されてますので、 これを外せば本体が取り出せます。 重たいので顔の上に落とさないように! |
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続けてACコンプレッサーを横にどかします。 ブラケットに対して5本のボルトで締結されているので、 これを外して左横に移動させます。 |
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横にどかしたACコンプレッサーは、ベルトなどで吊って おきましょう! 次に赤丸部分にあるブラケットを取り外します。 |
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外したブラケットです。全部で6本(だった筈!?)の ボルト(うち数本はHEXボルト)を外せば、エンジンから 切り離せます。 |
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邪魔物が無くなって、アクセスし易くなったエキマニ。 上側に5個、下側に6個の12mmナットで装着されてます。 |
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床下から除いた下側です。 長めのレンチがないと、辛いです。 上側も下側も、ナット周辺のクリアランスが少ないので、 持っているソケットレンチやメガネレンチから最適な 組み合わせを選んで外していきます。 |
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エキマニとそれ以降を繋いでいる連結部も外さないと いけません。 これがスプリング入っているもんで、緩める間、ずっと力が 必要で! |
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頑張って取り外しができました。 初めてアクセスする場所が多かった為、 ここまでで5時間くらい掛かりました。 |
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外したエキマニのクラック部分です。 | |
こちらはG36仲間のあづさんからお預かりした エキマニのクラック部分。似たような場所にクラックが 入っているのがわかります。 エキマニ以降触媒の後までの間、フレキ部分が無い事と、 サポート部分が無い事で、エキマニのこの部分に負担が 掛かる為にクラックが入ってしまうのではないかなと 推測されます。 今回、あづさんからお預かりしたエキマニを溶接して 使用するか、新品を使用するかで悩みましたが、 一時期よりもユーロ安になっていた事と、そうそう手を 出したくない作業になるであろう事から、奮発して新品を 使用する事としました。 |
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スタッドボルトもくたびれているでしょうから、新品に交換 します。 画像はスタッドボルトプーラー使って古いスタッドボルトを 外しているところです。 |
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新しいスタッドボルトを装着し、新品のガスケットを装着した ところです。スタッドボルトには焼き付き防止剤を塗布して おきました。 |
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喜んで新品エキマニを装着(新品のナットにも焼き付き 防止剤を塗布)してしまいましたが、ここでミスを犯してました。 上の右側2箇所ですが、ブラケットとの連結プレートを装着 してからナットを締めなければいけませんでした。 写真はありませんが、勿論やり直ししています。 焦ってはいけませんね! ちなみにナット締め付け指定トルクは20Nm! |
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今回の作業に直接関係はないのですが、せっかく周辺部品を 外して手が入るこの時だと思い、バッテリーとフレーム間の アースケーブルを、新品に交換しておきました。 電気の流れが少しでも良くなるように! |
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後は作業を折り返していくだけです。 まずはブラケットの装着。 |
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以下の順に周辺部品を戻していきます。 ・ACコンプレッサー ・オルタネーター |
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・ラジエーターファン ・ファンシュラウド ・Vリブドベルト ・エアークリーナーBOX エンジン始動し、排気漏れが無い事を確認して完了です。 お疲れ様でした! |
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おまけ情報 左から ・あづさんからのエキマニ ・今回クラックが入ったエキマニ ・新品エキマニ 手前側のフランジ部分に部品番号らしき刻印がありますが、 3つとも若干異なっておりまして、この刻印は部品番号 そのものではないようです。 正式な部品番号:120 142 20 01 |
※ オルタネーター配線作業の前後には、バッテリー端子取り外し&取り付けを忘れずに!
※ 作業後、排気漏れなどがないかの確認をしておきました!
※ クラックの入ってしまったエキマニですが、1回であれば溶接しての再使用が可能ですので、エキマニ互助会用に
大事に保管しておきます。
今回の作業で脱着したボルト・ナットですが、8,10,12,13,15,16,17mmの6角と、5,8mmHEXが
使用されてまして、いつもながら、国産車とは使用されてるサイズが違うなと思いました。
合計作業時間は9時間ほどでしょうか!?
次はもう少し早くできるでしょうが、当分やりたくはありませんね!笑
頑張った自分を褒めてあげたい!爆
自己満足度:100点!!
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